「大勢に逆らって投資を行えば、・・・」

「大勢に逆らって投資を行えば、それだけリスクは大きい」

株式相場の局面は4つあると言われています。
「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」です。

株式相場の流れは、まず、金融緩和を背景に「金融相場」が始まります。
不景気の株高とも呼ばれます。
次に、景気が回復に向かうと「業績相場」が始まります。
景気が過熱化してくると、インフレが懸念されはじめ、株価はピークに近づきます。
さらに、金融引き締めにより、株価は下落し、「逆金融相場」と呼ばれる下降相場へ向かいます。
金融引き締め→景気後退→企業業績の悪化となることもあります。
この最後の局面を底値圏である「逆業績相場」と言います。
(浦上邦雄著『相場サイクルの見分け方』より)


2022年10月現在は、「逆金融相場」の局面にあると思います。
企業業績が悪化してくると「逆業績相場」入りします。
長期投資家にとって買い増しが望まれるのはこの底値圏です。

「野も山も、皆いちめんに弱気なら、あほうになって米を買うべし」(三猿金泉秘録)
買い出動する時期を待てとも言われています。「待つは仁」(同)


たいせい【大勢】とは「全体から見た、おおよそのありさま。世の中のなりゆき」(角川 必携 国語辞典)